アストレイとは、「王道でない」を意味する英語であり、機動戦士ガンダムSEEDシリーズの外伝作品である機動戦士ガンダムSEED ASTRAYに登場する一部機体に共通してついている名前です。
アストレイに分類されるガンダムシリーズは多数存在し、大きく分けると、赤い「レッドフレーム」、青の「ブルーフレーム」、金色と黒の「ゴールドフレーム」、緑の「グリーンフレーム」、その他ミラージュフレーム、ターンレッド、ノワール、ロードアストレイなどの種類が存在します。
そのアストレイを元に量産型として調節されたのが、オーブの量産型モビルスーツM1アストレイとなります。
ガンダムウォーズではその中から、量産型のM1アストレイ、アストレイレッドフレーム、発展形のレッドフレーム(レッドドラゴン)、アストレイブルーフレームセカンドL、アストレイブルーフレームD、アストレイゴールドフレーム天が参戦しています。
以下よりそれら全てに関して解説をしていきたいと思います。
アストレイ各種性能比較(☆6最大レベル時)
アストレイ レッドフレーム
前衛防衛型
HP20394
攻撃力1324
防御力1666
必殺技は「150ガーベラ」で、敵全体を攻撃する実弾技となっています。
特殊な付与効果はありません。
アストレイ レッドフレーム(レッドドラゴン)
前衛防衛型
HP19470
攻撃力1320
防御力2024
必殺技は「カレトヴルッフ Sモード【リミッター解除】」で、敵全体を攻撃する実弾技となっています。
戦艦のHPが80%以下の場合、30%威力が上昇します。
アストレイ ブルーフレームセカンドL
後衛支援型
HP13141
攻撃力1770
防御力1526
必殺技は「連続攻撃」で、前衛単体を攻撃する実弾技となっています。
特殊な付与効果はありません。
アストレイ ブルーフレームD
後衛支援型
HP16663
攻撃力1700
防御力1741
必殺技は「シペールソード」で、前衛単体を攻撃する実弾技となっています。
特殊な付与効果はありません。
アストレイ ゴールドフレーム天
前衛妨害型
HP11477
攻撃力1980
防御力1515
必殺技は「マガノイクタチ(連続攻撃)」で、後衛で最もHPの高い敵単体を攻撃する実弾技となっています。
特殊な付与効果はありません。
M1アストレイ
前衛妨害型
HP14447
攻撃力1514
防御力1568
必殺技は「71式ビームライフル一斉射撃」で、敵全体を攻撃するビーム技となっています。
特殊な付与効果はありません。
各種アストレイの特徴
アストレイレッドフレーム、アストレイレッドフレーム(レッドドラゴン)
アストレイレッドフレームと、アストレイレッドフレーム(レッドドラゴン)は両者実弾攻撃メインの防衛機です。
どちらの機体も総じてHPと防御力が高く、前衛に出て壁役をするのに向いています。
レッドフレームの方がHPが高く、レッドドラゴンの方が防御力が高く設定されています。
レッドフレームの攻撃は単体メインで、安定した攻撃力が望めますが、レッドドラゴンは多段攻撃が多く、硬い敵のHPを削りやすくなっています。
ただし、どちらのレッドフレームも全アストレイ中最も攻撃力が低く、攻撃性能がやや低いのが欠点です。
アストレイブルーフレームセカンドL、アストレイブルーフレームD
アストレイブルーフレームセカンドLとアストレイブルーフレームDはどちらも実弾メインの支援機となっています。
どちらも多彩な支援スキルを持ち、味方部隊を支えるのが得意ですが、攻撃力は低くなく、戦闘も出来る支援機です。
セカンドLは味方全体対象のビーム攻撃力上昇スキルを持ち、ビーム攻撃メインの部隊で活躍が見込めます。
対してブルーフレームDは味方全体に実弾攻撃力上昇を付与するスキルと、クリティカル率を上昇させるスキルを持ち、多段攻撃が多い実弾攻撃メインの部隊と相性が良いでしょう。
ブルーフレームDは平均的な能力値を持っていますが、セカンドLはやや防御面に不安が残るため、部隊へ採用するなら防御面のサポートを必要とするでしょう。
アストレイゴールドフレーム天
アストレイゴールドフレーム天は、実弾メインの妨害機なのですが、妨害機とは思えないくらいの高い攻撃力が魅力の機体です。
更には妨害機らしく多彩な妨害スキルを持ち、敵全体のビーム防御低下、後方範囲の機動低下、敵攻撃後に自分のHPを回復するスキルなどを駆使して戦います。
必殺技で後方の最もHPが多い敵を攻撃したり、ランダム2体の敵を攻撃したりなど、攻撃範囲を選ばない戦いが特徴です。
ただし、HPと防御力は「紙」の一言に尽きる位に低く、特にアリーナで出撃した場合、役割ボーナスで自慢の攻撃力を封じられ、低い防御力を更に低下させられるため、その真価を発揮することは出来ないでしょう。
M1アストレイ
M1アストレイは実弾系攻撃とビーム系攻撃両方を持つ妨害機です。
スキルは攻撃よりもサポートがメインであり、攻撃に使えるスキルは2つしかありません。
前衛に出していると、攻撃スキルの「イーゲルシュテルン」で敵前衛単体にスリープ付与の実弾攻撃をしつつ、味方全体や自分のビーム防御を上げるスキルを使います。
後衛に下げた場合、攻撃スキルの「71式ビームライフル【三連射】で敵単体にスリープ付与のビーム攻撃を放ちます。
前衛だと防御メイン、後衛だとスリープ付与がメインとなりますので、用途を分けて使うことが重要な機体となります。
尚、同じ機体を複数所有することは出来ないため、M1アストレイを原作再現で三体同時運用することは出来ません。
攻撃力はアストレイゴールドフレーム天が最も優れていますが、防御力はアストレイレッドフレーム(レッドドラゴン)が最も優れています。
各種アストレイの使い方
アストレイレッドフレーム
アストレイレッドフレームを使うなら、壁役としての運用が一番です。
攻撃性能に癖が無く、前衛で最も低いHPの敵を狙い撃ちするスキルも持っています。
更に敵の回避を下げるデバフスキルも持っているため、回避率が高い機体を狙うならこの機体を採用しましょう。
アストレイレッドフレーム(レッドドラゴン)
アストレイレッドフレーム(レッドドラゴン)は多段攻撃がウリの機体です。
プレゼントミッションなどの、ダメージが1に固定される敵相手だと特にその性能を活かせます。
戦艦のHPが下がると攻撃力が上がりますが、レッドドラゴンは攻撃力が低いため、ペーネロペー程起死回生の一撃を撃つことが出来ないのには注意してください。
アストレイブルーフレームセカンドL
アストレイブルーフレームセカンドLはビーム攻撃メインの機体を支援するのにも使えますが、スキル攻撃力や本機の攻撃力を活かして、普通に戦力としても使用可能です。
味方全体にスリープ耐性も付与出来るので、敵がνガンダムやM1アストレイなどを使ってくるのがわかっている場合、メタることが出来ます。
アストレイブルーフレームD
アストレイブルーフレームDは実弾攻撃メインの機体を支援することが出来る他、クリティカル率を上げるという珍しい技を持っています。
多段攻撃を扱う実弾系攻撃機をサポートするのが得意と言えるでしょう。
アストレイゴールドフレーム天
アストレイゴールドフレーム天は、ノーマルミッションやストーリーミッションなどでのメインアタッカーとして運用するのが最も適しています。
更にビーム防御低下スキルを所持しているため、強力なビーム攻撃機と組ませて戦わせていくとよりその性能が活きてきます。
脆い装甲の補助だけは忘れないようにしてください。
M1アストレイ
M1アストレイは前衛単体だけではありますが、敵を足止めするスキルを持っています。
厄介な敵が前衛に出るのだとわかっていれば、ピンポイントでその敵を止めることが出来ます。
ビーム防御上昇スキルの発動を見てから、後衛に下げてスリープをばら撒きつつ戦っても良いでしょう。
アストレイで編制を組もう!
アストレイと名が付く機体は現在6体居ますので、その中から5体選べばチームが組めます。
上記性能を考えると、アストレイ全体は実弾攻撃メインのため、ブルーフレームDのバフが乗りやすくなっています。
更にはアタッカーに成り得るゴールドフレーム天と、セカンドL、壁役のレッドフレーム二体とサポート役のM1アストレイと、回復以外の一通りの役割は揃っています。
そのため、アストレイで編成を組むのは、決して夢物語ではないということになります。
ちなみに筆者ならブルーフレームDで全体の火力を底上げしつつ、ゴールドフレーム天とレッドドラゴンを前衛に、セカンドLを後衛のアタッカーにして、M1アストレイを後衛に下げつつサポートをさせるといった構成にします。
強いて言うならアストレイ編成の欠点は、☆4スタートの機体ばかりのため、ガシャで揃えにくいといったところでしょうか。
アストレイと名の付く機体は、確かに王道な機体ではありませんし、性能も王道ではなくやや癖のあるモノになっています。
ですが、使いこなせば非常に強力で、面白い機体が多数揃っています。
もし持っているなら、この機体を中心にした編成を考えてみて頂きたいと思っていますし、是非使って欲しいと思います。
そして、王道でない機体の魅力に是非ハマって頂きたいと、筆者は思っています。