ウイングガンダムゼロは機動新世紀ガンダムWに登場する機体です。
トールギスを開発した6人の科学者たちがコストと実用性を度外視して、高性能なことのみを追求して設計した機体です。
しかし、人間が制御した場合その能力を完全に引き出すことが出来ないという、「人間が制御できない」という欠陥を抱えた機体であり、それを克服するために「ゼロシステム」というインターフェイスを搭載しています。
劇中、カトル・ラバーバ・ウィナーなどの様々な人物たちに乗り継がれる機体ですが、使いこなせたのはヒイロ・ユイだけであり、最終的にはヒイロが搭乗します。
今作の劇場版及びOVA版であるEndless Waltz(以下EW)ではデザインが変わっていますが、これはEWに合わせてデザイナーであるカトキハジメ氏がリデザインしたためであり、劇中ではテレビ版もEW版も同一機として扱われています。
現在、ガンダムウォーズではこのテレビ版の機体とEW版の機体の両方が実装されており、ウイングガンダムゼロのみが恒常ガシャから排出される他、チュートリアルガシャからも排出されます。
EW版は基本期間限定となっているため、欲しいプレイヤーさんは復刻をお待ちください。
以下、両ウイングガンダムゼロの詳しい記述となります。
各ウイングガンダムゼロの性能比較(☆6最大レベル時)
ウイングガンダムゼロ
前衛攻撃型
総戦闘力6951
HP11826
攻撃力1874
防御力1496
必殺技は「ローリング・ツインバスターライフル」で、敵全体を攻撃するビーム技となっています。
稀に敵のビーム攻撃性能を低下させることが出来ます。
ACE必殺技は「バスターライフル【最大出力】」で、敵前衛範囲を攻撃するビーム技となっています。
敵が燃焼状態だった場合、135%の追撃ダメージが入ります。
ウイングガンダムゼロ(EW版)
後衛妨害型
総戦闘力7109
HP13693
攻撃力1948
防御力1512
必殺技は「ツインバスターライフル【最大出力】」で、敵全体を攻撃するビーム技となっています。
敵のENにダメージも与えることが出来ます。
各ウイングガンダムの特徴
ウイングガンダムゼロ
前衛と後衛、どちらでも戦うことが出来る攻撃型のビーム特化機となっています。
前衛配置の場合、前衛範囲を主に攻撃することが出来る格闘特化機となります。
どちらのビームサーベル攻撃にもビーム攻撃低下のデバフがついているため、敵の戦力を削ぎたい際は前衛に配置しておきましょう。
一方、後衛配置になった場合、直線範囲を攻撃する射撃特化機となります。
更に、スキル「ゼロシステム」によって自分の命中率と回避率を200%上昇させるため、攻撃が当たりにくくなるのが特徴です。
普段は前衛で戦いつつ、危なくなったら後衛に下げて使うことで、戦力を低下させずに運用することが出来る機体となっています。
欠点は前衛後衛両方できるが故に、どちらも大きな欠点を持っているという点です。
前衛に配置した場合、ビーム攻撃低下のデバフが魅力的ではあるのですが、攻撃範囲が狭く、火力の高い後衛配置のビーム攻撃機には届かないのが欠点です。
対して後衛配置は、ウリであったビーム攻撃のデバフが無くなり、凡百なビーム攻撃しか出来なくなってしまうことが欠点として挙げられます。
ウイングガンダムゼロは防御性能が高くないため、後衛に下げて攻撃を避けることが多いと思われますが、後衛に下がると取り得の一つが潰れてしまうため、運用する際にはフォローが必ず必要となるでしょう。
ウイングガンダムゼロ(EW版)
妨害機といいつつ、妨害技は必殺技の一つだけとなっている妨害型のビーム特化機です。
前者のウイングガンダムゼロに比べて攻撃範囲が非常に広く、多数の敵を相手取ることが可能となっています。
防御性能は少し低いですが、前者のウイングガンダムゼロよりは高く、更にはバフスキルである「ウイングバインダーで、自分のみですが実弾ダメージを軽減してしまうことが出来ます。
通常の攻撃スキルに一切特殊効果はつきませんが、必殺技には珍しい効果である「ENダメージ付与」がついています。
敵のHPに加えてENにもダメージを与え、敵の必殺技発動を遅らせることが出来ます。
他にENダメージを与えられる機体はパーフェクトストライクガンダムと、インフィニットジャスティスガンダムになりますが、敵全体にENダメージを付与出来るのはこのウイングガンダムゼロ(EW版)のみです。
基本的に高性能なウイングガンダムゼロ(EW版)ですが、欠点として挙げられる点は、妨害型ということです。
地形の補正も非常に高いため、ストーリーミッションやノーマルミッションで使ってる分には気にならないですが、アリーナでは妨害型の役割ボーナスで大幅な弱体化を受けてしまいます。
攻撃力が中ダウンし、防御力まで小ダウンしてしまうため、能力値が低くなってしまうのです。
役割ボーナスで妨害系のスキル効果がアップしますが、妨害系スキルを殆ど持たないウイングガンダムゼロ(EW版)には無駄な補正です。
アリーナでは使わないのが妥当ですが、使うならそれなりのバックアップを必要とすることに留意してください。
各ウイングガンダムの使い方
ウイングガンダムゼロ
ウイングガンダムゼロは高い火力を持つビーム特化機の攻撃力を潰すことが出来ます。
前衛だけとはいえ、ビーム攻撃機には特に高い攻撃力の機体が多いため、その攻撃力を削ぐことが出来るというのは大事です。
ノックバックを駆使すれば、後衛にも攻撃が届くようになるため、フルアーマー・ガンダム(サンダーボルト)や、ボルトガンダムなどのノックバック機を一緒に複数編制しても良いでしょう。
ビーム攻撃を下げた後に、νガンダムやM1アストレイ、クィン・マンサなどでビームダメージ軽減などを味方に付与すれば、敵の強力なビームダメージも怖くありません。
更にはウイングガンダムゼロは攻撃力が高く、スキル威力も高いため、使い方次第では火力要員としても運用可能です。
防御力が低めのため、ダメージ軽減スキルや各種防御上昇スキルを使う、防衛機を前に置くなどである程度ケアしてあげれば、様々な場面で役立ってくれるでしょう。
ウイングガンダムゼロ(EW版)
ウイングガンダムゼロ(EW版)は高い攻撃力と広い攻撃範囲が特徴的な機体です。
妨害機とは思えない程素直な性能を有しており、幅広い範囲で活躍が可能となっています。
防御面も前者ウイングガンダムゼロより高く、更にはウイングバインダーで実弾攻撃へのダメージ軽減バフをかけられるため、実弾攻撃メインの相手には数値以上の粘り強さを見せてくれます。
ENダメージを与えることが出来るのも大きな特徴であり、ストライクフリーダムガンダムやHi-νガンダムなどの高火力機の厄介な必殺技や、ダブルオークアンタやガンダムAGE-2ノーマルなどの面倒な効果を持つ必殺技の発動を遅らせることが出来ます。
ウイングガンダムゼロと同じく、こちらのEW版も高い攻撃力とスキル威力を誇るため、火力要員として運用することも出来るでしょう。
ただし、こちらは妨害機のため、アリーナでは同じ役割を与えられないことに注意してください。
両者ともにビーム攻撃が主になるため、パイロットはビーム攻撃力上昇のスキルを持ったキャラクターを選びましょう。
ウイングガンダムゼロは格闘、射撃のスキルが両方あるため、ヒイロ・ユイやドモン・カッシュなどの射撃格闘両方の能力値のバランスが取れているパイロットを乗せてあげてください。
対してEW版の方は射撃がメインとなるため、オルガ・サブナックやギニアス・サハリンなどの射撃攻撃寄りのパイロットを選ぶと良いでしょう。
同作品のパイロットを三人揃えてあげられるなら、アポリー・ベイもEW版用のパイロットとして選択肢として入ります。
ウイングガンダムゼロはどちらの機体も高い攻撃力を誇る、主力足りえる機体となっています。
ただし、細かい仕様は少しずつ異なるため、自分に合った機体を取り、編成に加えてみてください。
EW版の排出と、ウイングガンダムゼロのACE必殺技は期間限定となっているため、使いたい場合はガシャのチェックを忘れずに行いましょう。